
おはようございます
こちらは
読書記録『孟子コンプリート』野中根太郎(訳) – 誠文堂新光社
の写真
「コンプリート」と名付けられた
膨大な資料を読み込み、
この古典が説く
「王道」の凄まじさに改めて圧倒された。
「人事を尽くして、天命を待つべし」
この表紙に踊る言葉こそ、
僕たち演出家が最後に辿り着くべき聖域だ。
特に僕の胸に深く突き刺さったのは、
「できないのではなく、やろうとしないからできないのだ」
という一節。
特殊効果(特効)の現場において、
「技術的に不可能だ」
と口にするのは簡単だ。
けれど、
その大半は思考を放棄した
「怠慢」に過ぎない。
限界を決めるのは機材ではなく、
常に僕自身の
「意志」なのだと再確認する。
また、弓を射る人の例えも秀逸だ。
「矢を発して的にあたらなくても、自分に勝った者を怨むことはない。あたらなかった理由を考え、自分自身についてよく反省するだけである」
演出が期待を超えなかったとき、
環境や他者のせいにすることは一切しない。
原因はすべて僕という
「発射台」の精度にある。
人を動かすのは、小手先の技法ではない。
「自らが率先して徳を積まない人は動かない」
僕が現場の最前線で誰よりも熱く、
誰よりも真摯にスイッチに向き合い続ける。
その背中こそが、最高のチームを創り上げる唯一の手段だ。
「大人(たいじん)になる人には多くの試練、困難が与えられる」
先月の腰の痛みも、
この『孟子』に出会うための
必然的な試練だったのだと今は断言できる。
2026年の春。
僕は僕の「正しき道」を捨てず、
目の前の欲に惑わされることなく、
やるべきことをすべてやり遂げた上で、
静かに天命を待つ。
今日という一日に、
そして未来に、
王者のような気高い覚悟を持って、
魂を震わせる
最高のスイッチを押し続ける。
< Purpose >
To enable us all to believe the possibility that the world is full of joy.
この世界が喜びに満ちているという可能性を、私たち全員が信じられるようにする。
祖母と父の名において
あなたにも、私にも、ワクワクする演出を
Specialeffect Concierge Hijiri Komine
特殊効果コンシェルジュ 酸京クラウド 小峰 聖
初出版情報は、コチラ


