
おはようございます
こちらは
読書記録『手塚治虫クロニクル 1946~1967』手塚治虫 – 光文社新書
の写真
「漫画の神様」手塚治虫。
これまでにも先生の自伝や、
藤子不二雄先生らによる
多くの論評を読み漁ってきた。
自分の中では、
その生涯や業績を
十分に理解しているつもりでいた。
けれど、この一冊を手に取り、
その「流れ」を改めて目の当たりにして、
僕は自分の認識がいかに甘かったかを痛感する。
何より驚かされたのは、
各作品の発表年と、
その時の手塚先生の実年齢が併記された目次だ。
18歳で『新宝島』を世に放ち、戦後の漫画の概念を根底から覆す。
23歳で『鉄腕アトム』を、
24歳で『リボンの騎士』をスタートさせる。
僕たちが「古典」として敬う名作の数々を、
先生は今の若者たちが
まだ自分探しをしているような年齢で、
圧倒的な熱量を持って生み出し続けている。
解説でブルボン小林氏が
「頼まれていないのに」描いてきたと評するように、
そこにあるのは義務感ではない。
描かずにはいられない、
表現せずにはいられないという、
凄まじいまでの「創造の飢え」だ。
特殊効果(特効)という演出の世界に身を置く僕にとって、
このクロニクルは単なる歴史書ではない。
一人の表現者が、
いかにして時代と寝食を共にし、
自らの命を削ってまで
「新しい景色」を提示し続けたか。
その壮絶なまでの仕事論の記録だ。
多角的な視点で改めて手塚先生の足跡を辿ることで、
僕の見方は完全に変わる。
神様だからできたのではない。
誰よりも描き、誰よりも悩み、
誰よりも現場の最前線で
「新しい光」を追い求めたからこそ、
神様になったのだ。
3月の終わり。
偉大な先達が駆け抜けた20代、30代の記録を胸に、
僕は自分自身の歩みを確認する。
「もう十分やっている」などという言葉は、
この圧倒的な物量を前にしては、
ただの言い訳に過ぎない。
僕もまた、特殊効果という手段を用いて、
誰にも真似できないスピードと熱量で、
この世界に新しい驚きを刻み込んでいく。
過去を振り返るのではない。
その魂を継承し、
今の時代の最前線で、
最高のスイッチを押し続ける。
2026年の春。
僕は、
僕にしかできない
「奇跡の一瞬」を、
さらに加速させていく。
< Purpose >
To enable us all to believe the possibility that the world is full of joy.
この世界が喜びに満ちているという可能性を、私たち全員が信じられるようにする。
祖母と父の名において
あなたにも、私にも、ワクワクする演出を
Specialeffect Concierge Hijiri Komine
特殊効果コンシェルジュ 酸京クラウド 小峰 聖
初出版情報は、コチラ


